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Runnaアプリとは?料金・使い方・日本語対応の実際|Strava傘下のランニングコーチ

ランニングの練習計画を作って毎日のワークアウトを配信するアプリ「Runna(ランナ)」が、2025年9月に日本語へ対応しました。Stravaが2025年4月に買収を発表した英国発のアプリで、180カ国以上で使われ、Appleの2024年App Store AwardsではiPhone App of the Year部門の最終候補3本に残っています。

それだけの規模のアプリなのに、日本語で読める解説はまだほとんどありません。料金を調べようとすると英語の公式ページに行き着き、円建ての価格すらすぐには分からないのが現状です。

そこでこの記事では、Runna公式サイト、公式ヘルプセンター、App StoreとGoogle Playの公開情報(いずれも2026年7月20日時点)だけを根拠に、料金、日本語対応の範囲、プラン作成の手順、HYROX向けプランの中身までを整理します。実際の操作感を語るレビューではなく、公式情報の日本語整理として読んでください。

Runnaとは

Runnaは、目標のレースや距離に合わせてランニングのトレーニングプランを作り、日々のワークアウトを配信するサブスクリプション型のアプリです。2021年にDom MaskellとBen Parkerが英国で創業し、2022年3月に正式ローンチしました。

2025年4月17日、Stravaが買収の最終契約を締結したと公式発表しました。買収金額は非公開です。Stravaは発表時に「Runnaを当面独立アプリとして維持し、チームに投資する」と表明しており、2026年7月現在もその通り、App StoreではStrava, Inc.名義の独立アプリとして配信とバージョン更新が続いています。

規模の裏付けとしては、公式プレスリリースが一貫して掲げる「180カ国以上で利用可能」という数字と、App Storeで76,000件超・平均4.9という評価(Runna公式プレス掲載値)があります。一方で、日本のApp Storeでの評価件数は138件です(2026年7月20日時点)。世界での知名度と日本での浸透度の差が、そのまま数字に表れています。

日本語対応はどこまで進んでいるか

Runnaの日本語対応は2025年9月5日、公式プレスリリース「Runna Launches in Seven Languages」で発表されました。フランス語、ドイツ語、ブラジルポルトガル語、スペイン語、オランダ語、イタリア語、日本語の7言語が一度に追加された形です。

対応が現在も続いていることは、日本のApp Storeページの「言語」欄(日本語を含む8言語、2026年7月20日時点)で確認できます。ランニング中の音声ガイドについても、公式ヘルプが「アプリの言語設定と同じ言語で読み上げられる」と明記しているため、アプリを日本語に設定すれば音声も日本語になります。

公式プレスは、このローカライズを「翻訳にとどまらず、言語、画像、コンテンツを各市場の文化的文脈に適応させた」と説明しています。ただし、トレーニングプランの文面や解説がどこまで自然な日本語になっているかは、公式資料からは判断できません。この点は無料トライアルで自分の目で確かめるのが確実です。

日本での料金

runna.com公式料金ページの日本向け価格は次の通りです(2026年7月20日時点)。

プラン価格備考
月額プラン1,990円/月
年額プラン11,900円/年月あたり約992円。公式は月額比50%オフ相当と表記
無料トライアル7日間いつでもキャンセル可

App StoreとGoogle Playの日本ページに表示されるアプリ内課金も同じ価格帯(1,990円〜11,900円)で一致しています。プランは月額と年額の2種類のみで、週額プランはありません。

補足が2つあります。米国ではStravaとRunnaをセットにした年額149.99ドルの共同サブスクリプションが公式提供されています(米国価格。日本での提供状況はアプリ内の表示を確認してください)。もう1つ、HYROX公式サイトのRunnaパートナーページには2週間無料トライアル用のコードが掲載されており、通常の7日間より長く試せます。詳細は後述のHYROXプランの節にまとめました。

使い方(プラン作成の流れ)

公式ヘルプセンターの説明に沿って、プラン作成の流れをまとめます。

  1. アプリをダウンロードし、アカウントを作成する
  2. Planタブの「Manage Plan」から「Start New Plan」を選ぶ
  3. プランタイプを選ぶ(レース対策、汎用、初心者向け、HYROXなど)
  4. 能力レベル、現在の週間走行距離、週に走れる回数、目標レースの情報を入力する
  5. 生成されたプランのプレビューを確認して開始する

初期のペース設定は、入力した能力レベル、現在の週間走行距離、これまでの最長距離、直近のレースタイムから決まります。言語は、アプリ内のToday画面からProfile、Language Settingsの順に進むと変更できます。

プランタイプの選択肢は幅広く用意されています。

  • レース/距離プラン:5kmから50kmまでの任意の距離
  • 汎用プラン:Run Faster、Run Further、Run to Maintain、Train Your Way
  • 初心者向け:New to Running、Return to Running、Path to parkrun
  • HYROX/ファンクショナルフィットネス
  • トライアスロン:ラン部分のみ。スイムとバイクのセッションは含まれない
  • 回復系:レース後、怪我明け、産後

プランの長さは多くのタイプで6〜26週の範囲で設定できます(Run to Maintainのみ3週から)。50kmを超えるウルトラ専用プランはなく、公式ヘルプは50kmプランを最も近い選択肢として案内しています。

「AIコーチ」の実際の中身

Runnaは「AIランニングコーチ」の文脈で語られることが多いアプリですが、公式の説明はもう少し具体的です。公式サイトはプラン生成を「the Runna Engine」によるパーソナライズと表現し、ヘルプセンターは「コーチが構築したルールベースのトレーニングシステム」と説明しています。

走った結果からペースを調整する機能はPace Insightsという名前で、ペースターゲット付きのセッション(インターバルやテンポ走など)の後に状態を判定し、直近のスピードセッションに明確な傾向があればペース変更を提案します。勝手にプランを書き換えるのではなく、提案をユーザーが承認する方式で、適用した提案を後から取り消すこともできます。天候、地形、睡眠は考慮されません。

体調を崩したときは「Adapt Your Plan」機能で3〜14日の調整期間を選び、ランの完全休止か負荷の軽減かを選択できます。

全部おまかせの魔法ではなく、コーチングの定石をルール化して提案してくる相棒。公式説明から見える実像はそういうアプリです。

対応デバイス

公式サイトが挙げる対応スマートウォッチはGarmin、COROS、Fitbit、Suunto、Apple Watchです(2026年7月20日時点。「More devices are coming soon!」とも記載)。ヘルプセンターにはAmazfit連携の記事もあります。Polarは公式の対応リストに含まれていません。

デバイス連携の内容
Apple Watchネイティブアプリあり。ライブコーチング、音声ガイド、ダブルタップでのラップ操作に対応
GarminGarmin Coach対応ウォッチでワークアウト受信(Forerunner、fēnix、Instinct、Venu、vívoactiveシリーズ等)
COROS毎週月曜に2週間分のワークアウトを同期し、ウォッチ上でリアルタイムガイド
Suuntoワークアウトの自動同期。音声ガイドは9 Peak ProとVerticalのみ
Fitbit記録の取り込みのみ。ワークアウト送信やライブコーチングは非対応

完了したランは、連携をオンにすればStravaへ自動アップロードされます。

スマホ単体でも使えますが、インターバルのペース指示を腕元で受け取れるかどうかで実用性は大きく変わります。対応ウォッチを含めたHYROX向けの装備選びはHYROX持ち物・ギア完全ガイドにまとめています。

HYROX向けプラン

RunnaはHYROX公式サイト(hyrox.com)の「HYROX Online Training Partners」に掲載されており、hyrox.com内に専用のパートナーページも存在します。正確に言うと、HYROXが「認定(certified)」と位置づけるプログラムはCentrのみで、Runnaは多数あるオンライントレーニングパートナーの一つという立場です。

アプリのプラン作成画面には、Functional FitnessカテゴリとしてHyroxプランタイプが用意されています。内容は1kmのリピート走を軸に持久力と強度を組み合わせるもので、レース中に8本走る1kmランへのペーシングを想定した作りです。筋トレセッションはどのプランにも任意で追加でき、能力、目標、セッション時間、使える器具に合わせてカスタマイズできます。

Runna公式のHYROX向けトレーニングガイドは、ランと筋トレをほぼ均等に配分すること、ジムでランと種目ステーションを休みなしに交互へつなぐ練習、脚が疲れた状態で走る感覚の習得を勧めています。この方向性は、当サイトのHYROX 12週間トレーニング計画初心者向けトレーニングガイドの考え方とも重なります。

実利的な話をもう1つ。HYROX公式のRunnaパートナーページには、2週間無料トライアル用のコード「HYROX2025」が掲載されています(2026年7月20日時点)。通常の無料トライアルは7日間なので、HYROX目的でRunnaを試すならこの経路のほうが長く試せます。コードは予告なく終了する可能性があるため、利用前にページで有効性を確認してください。

GarminコーチやHevyとの違い

ランニングのコーチングには無料の選択肢もあります。Garminウォッチを持っているなら、Garmin Connectに含まれるGarminコーチが無料で使えます。筋トレの記録が主目的なら、Hevyのような記録アプリが定番です。「月1,990円を払ってRunnaを使う意味はあるのか」という疑問への答えは、持っている機材と目標距離で変わります。

3つのアプリの料金、機能、向き不向きはRunna vs Garminコーチ vs Hevy 徹底比較で整理しました。

まとめ

  • RunnaはStrava傘下(2025年4月に買収発表)のランニングコーチアプリ。独立アプリとして開発が続いている
  • 2025年9月5日から日本語対応。UIも音声ガイドもアプリの言語設定に追従する
  • 日本の料金は月額1,990円、年額11,900円。無料トライアルは7日間(HYROX公式パートナーページ掲載のコードで2週間、2026年7月20日時点)
  • プランは5km〜50kmのレース対策から初心者向け、回復系まで。HYROX専用のプランタイプもある
  • ペース調整は全自動ではなく、Pace Insightsの提案をユーザーが承認する方式

日本語の情報がほとんどない今は、裏を返せば、周りのランナーより先に試せるタイミングでもあります。まず7日間(HYROX経由なら2週間)のトライアルで、プランの中身と日本語の質を自分の目で確かめるのが早道です。

参考資料(一次ソース、いずれも2026年7月20日閲覧):

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